未来回帰線招致委員会

好きなアニメは祝福のカンパネラです

【前編】「終わりはそう、今」Re:ステージ! PRISM☆LIVE!! 3rd STAGE~Reflection~感想①

初めましての方は初めまして、そうでない方はこんにちは。

☝ねいけい☝ (@nvs_nk) | Twitterです。最近、ぷよぷよテトリス体験版をやりすぎて夢の中で紫ブロックがTスピンするようになりました。

 

さて、私が死ぬほど待ちわびていたイベント「Re:ステージ! PRISM☆LIVE!! 3rd STAGE Reflection」に昼夜とも参加してまいりましたので、感想や曲に対する思い出、ライブ中に考えたことなどを書いていきたいと思います。

 

また、新鮮さが求められるイベントの感想なのにも関わらず、バイトや就活や麻雀に誘われたなどの理由で、1週間以上経った今公開になってしまいました。お願いだから今更なんて言わないで。

 

 

 

イベント行く前のおはなし

突然、ライブの持つ意味が変質した。

TVアニメ放送時にCMで告知された本イベント。Re:ステージの3rdライブ。全員出演。なんだこれは。ヤバいこと起きてんじゃん。王子の北とぴあホールで行われた1stライブからリステを知った私ですが、今まで参加したリステのイベントの経験から、もうこれは外すことはできないと見た瞬間に思いました。激アツです。ウッキウキで連番者とチケットを集め、11月17日を迎えるのを楽しみにしていました。

さて11月1日。イベントまであと2週間ちょっとという日。バイトを終わらせツイッターを開いた私の目に、このようなものが飛び込んできました。

 

 

え?

え、なにこれ?

 

私は今まで好きなアーティストやユニットの卒業や引退などは何度か経験してきましたが、自分が推している中でこれからも続いていくコンテンツのキャストが交代するという経験はしたことがありませんでした。しかもよりによって、私の大好きなオルタンシアで起こるとは夢にも思っていませんでした。

私は混乱しました。卒業まで残り2週間。え、なに、どうすればいい?何をすればいい?そもそもなんで既に決まってるイベントを卒業式にするの?前にもアイカツでそういうことあったけど、またなの?

アイカツ卒業発表の時ですら猶予期間が1ヶ月あったのに、それよりも短い時間で心の準備ができるはずもなく、結局卒業するという実感を掴めないまま当日を迎えました。別に今回に限らず、私がこのような状況に陥った時に、『その日』までに心の整理をつけられることは不可能なんでしょう。

「せめてオルタンシアに関する何か特別な公演内容がありますように」と期待するのと同時に、「これは花守ゆみり卒業式ではなくてあくまでも『Re:ステージ!』というコンテンツのライブだから過度な期待はするな」という気持ちが存在しており、二つの感情をせめぎ合わせながら入場しました。

 

キャパの話 

ところで今回イベントが開催された大宮ソニックシティ大ホールは、収容定員2505人です。関係者席と機材席を差っ引いて、発売されたのは2400席あたりでしょうか。1年半ほど前の2ndライブが開催された山野ホールのキャパがだいたい800なので、ナンバリングライブとしては前回の3倍ということになります。

 

先に謝ります。本当にごめんなさい。

ぶっちゃけ、今回のチケットはバッキバキに割れると思っていました。だって前回のツアーだって完売したのはキャパが300にも満たない名古屋くらいだったし、円盤1巻の初動大したことなかったし、昼の一般販売3回くらいやってたし。

 

しかし蓋を開けてみれば昼はSOLD OUT、夜は当日券をわずかに残すばかり。はい、マジで舐めてました。大変申し訳ございません。おめでとうございます。

こんなことは言いたくないんですが、花守さん卒業効果の影響も少なからずあったでしょう。しかし、アニメの出来も素晴らしいものでしたし、ライブの構成をちょい出しして期待感を煽ったりなど、そういった地道な宣伝努力が実った結果でもあると捉えています。

コンテンツの規模が目に見えて大きくなっていっているのが伝わり、一ファンとしてもうれしい限りです。

 

イベント当日以前の話はこれくらいにして、いよいよ本編の内容に触れて行きましょう。

 

昼の部

今回の座席は2階8列左方。昼のチケットはBD先行の通常チケットを購入したのですが、いやしかしBD先行で2階席掴まされるかね。でもいざ入場してみるとこれが中々の良席で、2階席の実質2列目だったため見晴らしが非常に良かったです。伊藤翼0ズレだったし。

昼の部はアニメ曲中心とのことですが、さてどんなセトリになるやら。

 

M1 Don't think,スマイル!! / KiRaRe

開幕でこんなヤバいのぶち込むんかい!!!!ってなりましたけどよく考えたらアニメ編のOPですし当たり前ですね。この曲を初めてフルで聴いた時の衝撃は今でも忘れられません。

乗り込んだバスにもしも居場所がないなら

旅の途中降りるのも間違いじゃない

もがいて探し出した出会えた居場所は

胸の同じような傷跡が強く惹かれ会って繋がった奇跡だから

Don't think, スマイル!! / KiRaRe

誰にでも失敗をした経験はあると思います。なんなら私は現在進行形で就職に失敗中です。人は過去の失敗を否定しがち(例えばアイドルから遠ざかろうとする舞菜香澄)ですが、この曲ではその失敗を否定せず、そこで失敗をしたからこそ今に繋がっている、ということを歌っています。KiRaReの物語とは、一度挫折した6人の少女が集まり『もう一度Re:STAGE!』するお話です。挫折を経験した6人が『胸の同じような傷跡が強く惹かれ会って繋がった』結果、誕生したのが「KiRaRe」なのです。

過去に向かうバスなどどこにもないよ

どんな"イマ"だってかならず

繋がってる この先へ いつも未来があるんだ

Don't think, スマイル!! / KiRaRe

 こちらは2番の歌詞です。失敗を経たからこそ"イマ"があり、輝かしい未来へと繋がっていくものもある。しかしやっぱり失敗は思い出して気持ちのいいものではないでしょう。でも、『過去に向かうバスなどどこにもない』のだから、過去の失敗に遡って干渉することはできないし、過去にいつまでも囚われる必要も無い。

 

私はこの、過去の失敗を否定せずにまるごと包み込みながら、前を向かせてくれる詞に強く心を打たれました。世間では失敗を恐れてチャレンジをしにくい社会だのなんだの言われていますが、こうした状況下において活力を与えてくれる非常に素晴らしい歌だと思います。

 

M2 Yes,We Are!!! / オルタンシア

うおうおうおうおうほほほほほほほwwwwwww

↑オルタンシアの二人が出てきた時に私の口から吐き出された音です。

いくらリステ全体を楽しみに来たとはいえ、やっぱりオルタンシアは今日は特別ですから、どうしても特段にテンションが上がってしまいます。この曲、飛び跳ねながらコール&レスポンス入れるの楽しいですね。

 

話がだいぶ飛躍しますが、私は府中市民です。府中に移住してから5年ほど経ち、京王線府中駅前がわりと生活の拠点になっているタイプのオタクです。そんな私がある日、TVアニメ「Re:ステージ! ドリームデイズ♪ 第6話」を見ました。

「なんか死ぬほど見覚えのある街が出てきたんだけど????????」

それ以降、毎日が聖地巡礼状態になりました。毎日伊津村さんちの叔母さんと姪っ子のことを考えて顔をキモくしていました。オタクを府中に連れてきては6話のライブ会場のモデルとなった公園を案内し、そのまま高尾山に連れていって登山するというムーヴを2回ほどしました。死ぬほど楽しかったです。

 

そういつかは「二人」が「みんな」に変わるよ We Are!

Yes, We Are!!! / オルタンシア

作中で何度も描かれている通り、オルタンシアはまず第一に「自分たちが楽しむ」ことを重要視しているユニットです。自分たち二人が感じている「楽しさ」を、ライブを通じで観客にも広げていっているのが彼女たちオルタンシアなのです。

 

さて紫陽花ちゃんのステージですっかり顔面崩壊した後、ステージに現れたのはテトラルキア4人。もう出てきただけで大盛り上がりです。トロワテトラはアニメでは出番が少なめだったので、昼夜でどんなセトリを組むのかが結局予測できなかったところです。さて答え合わせの時間だ。新譜の曲かな?アニメでちょろっと流れたカナリアかな?

 

M3 境界線 / Tetrarkhia

"""アニメ曲中心"""?????????????????

完全無警戒でした。いやそれは分からんわ。

自分の中で予測を立てていたセトリの法則が3曲目にして崩れ去り、もう何が来るか分からないし何が来てもおかしくない状況になりました。

このバラード(笑)曲で得体の知れない動きを強要され体力をごっそり削られ、次に出てきたのはトロワアンジュ。フランス語で3人の天使って意味ですね。まんまやんけ。

 

M4 Lumiere / TROIS ANGES

公式からはトロワで体力回復してくれってアナウンスが何度もありましたね。まぁ確かに身体が勝手に得体の知れない動きをしないので回復ポイントではありますが、単に練りポイントにするには惜しいところです。

この曲を最後まで歌い切った後に、思いっきり息を吸う音が響き渡ったのが印象に残りました。

 

ちなみに今このブログを書いている途中に曲を聴いたり歌詞を読み直したりしていますが、よく見たらすげえなこの曲。「ライブ中にこういう点気づいて到達ポイントに加えたかった!」って点が今更いっぱい出てきます。歌詞が人の背中を押しに行っている点、KiRaReにも通じるところがあるんだなこれ。え、すげ~~~~~~~。

 

今回のライブでトロワアンジュに興味を持った方は、是非とも下記のブログを読んでください。リステというコンテンツがどのように制作されているのかを垣間見ることができます。

http://www.soflandaichi.com/blog/c7002e20792

 

 

※お願い

本ブログにてセットリストを羅列するにあたり、コバ(@koba5_)様のツイート(https://twitter.com/koba5_/status/1196039236710854656?s=20)及びこはくぴちゅん(@risu10000)様のツイート(https://twitter.com/risu10000/status/1196036560526790657?s=20)(https://twitter.com/risu10000/status/1196041236374675456?s=20)を拝見いたしましたが、今回はお二方の掲載内容を一部改変し、昼の部M3とM4を入れ替えて掲載しております。というのも、私が「昼ってアニメで流れた曲限定じゃないんかい!w」と最初に思った曲が境界線なので、私自身としてはこの2つが入れ替わった方が筋が通ります。また、イベント終了直後にANiUta様にて公開されたセットリスト(https://aniuta.co.jp/contents/279519)も、境界線の方が先となっています。コミックナタリー様の記事(https://natalie.mu/comic/news/355883)ではLumiereが先になっていますが、ミライkeyノートの歌唱演者表記が明らかに間違っているので信頼度が・・・。

ただ、私自身も時間の経過により記憶があやふやになっており、どちらが正しいか確証が持てない状況です。

どなたか境界線Lumiereのどちらが先に歌われたか明確に覚えている方がいらっしゃいましたら、ご指摘頂ければ幸いです。

何卒宜しくお願いいたします。

 

※2020.2.24追記

椿本Pと伊藤翼さんのトークショーにて公開されたセトリ表にて、Lumiereが先だったことを確認しました。お騒がせして大変申し訳ございませんでした。

 

M5 Like the Sun, Like the Moon / Stellamaris

私は過去にライブ中に眼鏡を吹っ飛ばして破壊した経験が複数回あり、今の眼鏡はその反省から、頭を強く振っても簡単には外れないようなものを選んでいます。今回この曲で、今の眼鏡に変えてから初めて眼鏡を吹っ飛ばしました。もう諦めてコンタクトにするしかねえじゃん。

 

どっからどう聴いても俊龍って分かるTHE俊龍曲です。こういうバッチバチの俊龍曲って、なんというか鉈で鈍く斬りつけられるような攻撃性があるんですよね。皆さんもよければ、強い曲にボッコボコにされている時にどのような感触を味わっているかを表現してみてください。

 

アニメ7話でKiRaReキラメキFutureを披露した時、見ていた私はKiRaReのライブシーンに圧倒され、自宅でグネグネしていました。しかしそれと同時に、次回第8話のステラマリスのステージに不安を覚えていました。絶対王者であるステラマリスは、KiRaReのステージを越えなくてはならない。アニメでこれを越えるパフォーマンスをちゃんと表現できるのだろうか、と。

そんなことを考えながら8話を見ていた私に、Like the Sun, Like the Moonが叩き込まれました。

ステラマリス、すっげえ!!!!!!!

すごいよ、これはもう文句なしにKiRaRe超えたわ。私の中のステラマリス楽曲番付は長年Time and Spaceが不動の1位だったのですが、この瞬間にLike the Sun, Like the Moonに塗り替わりました。そんな曲をライブで聴いて爆発四散するみたいに暴れ散らかすことができて、本当に楽しかったです。

 

 

ここで映像が入り、スペシャルメドレータイムに突入。このパートは生バンドお休みで、恐らく全部ショート尺。全曲をフルでやるのは2ndの時で既に限界だったけれども、できる限り曲を詰め込むための方策ですね。

 

M6 ミライkeyノート / 舞菜&紗由

イントロでここぱんな来たかと思って身構えたら、なんと出てきたのは2人。あっっ舞菜紗由のほうか!!!そっかアニメだと二人の始まりはそうだよね、そうだもんね、うんうん。

 

M7 ク・ルリラビー / かえ&香澄

電子音爆踊り。初めてリステのライブに行ったとき、この曲が一番好きだったのを思いだしちゃった。香澄のイケボがめっちゃいいんだよな・・・

 

M8 キライキライKЯY / 瑞葉&みい

リステのオタクと酒を呑むとだいたいお互い高尾山10往復を命令し合います。ちなみに装備さえきちんと揃えていけば、高尾山でも野宿が可能です。

 

M9 惑わしラプソディ / 瑠夏

聴き込むとスルメっぽくなりそうなのでこれから聞き込んでいきたいと思います。

 

M10 あのね /

ツアー東京ぶりですね。

この曲に関して言いたいことは、本ブログ後編の夜の部M12 アイノウ・アイノウの項目で一緒に書くのでそちらを参照してください。

 

M11 Glory Star / 珊瑚

岬珊瑚、アニメ最終回でいい立ち位置貰ってましたね。既存のキャラでも、その魅力を新たに引き出していけるチャンスがあるという点では、やっぱりアニメ化って大きいですね。そらみんなアニメ化目指したがるわけだ。

 

M12 優しい風 / 天葉

トロワの新譜まだ聴き込めてない・・・。曲名の通り優しすぎて練りしそう。

てか初披露の曲でもショート尺にしちゃうんだね。今後のイベントに期待ってことでいいのかな?

とか思っていたら本当に各ユニットワンマン来ましたね。

 

M13 Invisible Diamond / 玄刃

テトラの新譜もまだ軽くしか聴けていないですが、軽快で思わず身体が動いてしまいそうな曲ですね。こんなこと言う奴は大概何聞かせても身体が勝手に動き出すけど。

 

M14 One Step Ahead / ハク

サビの入りがネイケイ・エモーショナル・ポイント。

四分統治 tetrarchia 

ローマ帝政期の国家統治の一つの型。ディオクレティアヌス帝が導入したもの。286年帝国を二分したのち、293年正帝2人と副帝2人を置き、帝国を4人の皇帝に分割統治させた。この統治の型は同帝の退位後崩壊した。

『山川 世界史小辞典 改訂新版』p297

帝政ローマが領土拡大しまくってあまりにもデカくなりすぎて、統治がしんどくなったからディオクレティアヌスさんの他に3人皇帝を立てて四分統治してたそうです。この時は権力が東の正帝ディオクレティアヌスに集中してたみたいなので、 全員がリーダー主張しだしたのはこの人が退位した後ですかね。私は「キャラ名に東西南北入っててエモい~~~」などと言っていましたが、よく見たら四神も元ネタらしいですね。青龍名義で一番好きな曲はBladeです。

 

M15 ひと夜ひと夜にひとりごと / 瑞葉

なんというか、トリッキーな曲ですよね。テンポがいきなり和風ゆっくりになったかと思いきやBPM変化してないし、「ち~り~ぬる~を~」のところでいきなりよくわからん感じになるし。音楽用語を正しく使えないのでこういうのを表現する語彙が無くてもどかしい。

 

M16 ガジェットはプリンセス / かえ

「ガジェットなPrincess Princess」のところのダンスがかわいいの一言に尽きる。

 

M17 ステレオライフ / KiRaRe

イントロ即横転絶叫。春のツアーの曲かと思っていたらアニメであんな使い方されて

マジのガチで転げ回りました。

大人になるってこと それは何かを諦めることじゃない

ステレオライフ / KiRaRe

原作小説読んでおいてこの歌詞投げられておいて、この仕掛けに気づけなかった自分をボコボコにぶん殴りたいです。

しかしまぁ、改めて歌詞を読んでみるとSoflanさんって言ってること一貫してるんですよね。未分化なものの無限の可能性を謳ってるとことか。

なんにもないなら なんにでもなれるはず

Stella-rium / 鹿乃

リステと関係なくなってしまいますが、私の大好きな曲の大好きな一節です。これに通じる歌詞がリステの、特にSoflanさん作詞の曲の中に散見されて、とても感情になっています。詳しくは2019年11月よりdアニメストアで配信再開されたTVアニメ「放課後のプレアデス」を見てください。

 

M18 せーので跳べって言ってんの! / 香澄

きたきたきたきた!!昼の部で一番楽しみにしてたところ。このAメロの独特の歌い方すっごく癖になるよね、大好き。オタクを煽るためだけに存在する曲だし、もう盛り上がりポイントが大量にあって書ききれない。私が一番好きなのはサビ前の「覚悟はできたかい?」です。サビに入った後はマサイに夢中になっていたので、会場の何割がマサイしていたのかを確認できなかったのが心残りです。

でもこの枠でやっちゃうか・・・。スペシャルメドレーがショート尺だった時点で覚悟はしてたけど、これも多分ショートだろうな・・・。まぁKiRaReはきっと次があるだろうしその時期待かな。

 

 

 

香澄「照れくさくてもいざ行け! 気遅れとかなんて認めてない、pardon?」

 

おれら「あ”?????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????」

 

うっそだろお前!このタイミングでフルぶちかましてきやがった。うおおおおお、やばいやばいやばいやばい!!!!!

久しぶりにめちゃくちゃ気持ちいい2番確定を体験出来てニッコリです。盛り上がり方尋常じゃなかったもんね。

これに関しては完全にセトリ演出の勝利です。本当に、下げてから持ち上げるのがめちゃくちゃ上手いですね。椿本P大あっぱれ。

 

キャラクター数の多いコンテンツには、公平性の問題が常に付きまといます。それぞれに一定数ファンがいるため、特定のキャラのみを優遇するとその子のファンは喜ぶかもしれませんが、他のキャラのファンは面白くありません。だってうちの子にも出番欲しいもん。

 このように、どこのコンテンツでも何かを供給する際には、この公平性にとても気を遣っているはずなんです。

ファンもそれを分かっていたからこそ、今回見事に引っかかったわけです。

公平性の鉄則を破るリスクを冒してでもです。「香澄だけ先にフル披露でズルい!」と思っている方も中にはいらっしゃるでしょう。

でもね、でもね、

みんなせーので跳びたいんだよ!!!!!跳びたいでしょ!!!!!1番だけじゃ物足りないでしょ!!!!!とどめに一撃入れたいでしょ!!!!!!!

なんだろうこの、「求めているものを的確に理解している」感。いや本当に、今回の決断には頭が上がらないです。ありがとうございます。

 

ここでメドレーも終わり、次からはフルサイズ生バンドに戻ります。

 

M19 InFiction / Stellamaris

ツアー大阪行ってないので今回がお初ですね。地味に好きなやつ。

最近の曲って落ちサビで静かになって、溜めて、ラスサビで全部解放するやつが多いじゃないですか。この曲って落ちサビで落ちずにズンチャズンチャ進撃していくんですよ。小ささ、弱さ、静かさを見せつけず、ただひたすら邁進していくのみ。これが王者か・・・と、納得してしまいました。

 

M20 Silent Dystopia / TROIS ANGES

黒トロワかっけ~~~~!

強者としてのトロワの一面を感じられます。ガチ多動はしませんが思わずグネグネしてしまう曲です。

ちなみに以下のブログは作詞担当の高瀬愛虹さんのものです。トロワって本当に愛されてんなぁ。

ameblo.jp

 

M21 Ambitious Pieces / Tetrarkhia

申し訳ございません。実は今回のテトラの新譜あんまり刺さっていません。

 

M22 ハッピータイフーン / KiRaRe

これほど「爆踊り」って単語が似合う曲もないですね。めっちゃくちゃ楽しい。どっかのツアーでこれで飛びまくって足捻った気がします。だからこの曲聞くとなんとなく足首がウズウズしちゃうんですね。

リメンバーズの間でのこの曲の略称はハピタイだそうです。うんうん。ポニーキャニオンに囚われた某作品のオタク多いもんね。

 

M23 Dears / TROIS ANGES

この雄大さは白トロワっぽいですね。はやくトロワステラマリスがバッチバチになるところ見たいです。リステップのメインストーリー30章が先出しされてましたが、本校のバケモン同士の絡みはめっちゃ気になります。

 

M24 カナリア / Tetrarkhia

はい来た。最強楽曲。私は高速クラップより超微細振動派です。あれ傍から見たら小刻みに震えているだけで対して目立たないのに、脳とかグワングワン揺れて身体にすごく負荷がかかるので、厄介報告されたくない人は是非試してみてください。

私は心の声で叫べ!」のところから歌に合わせて叫ぶのが好きなんですが、だいたい皆さんカナリア!」の部分しか叫ばないので、私の絶叫はただバンドの演奏音にかき消されるのみです。

 

M25 Purple Rays / オルタンシア

ひっさびさにオルタンシアきた!なんかもう、居るだけですごい。感情。

改めて、オルタンシアって二人の世界なんですよね。みんなを楽しませることの大前提に、まずこの二人の関係がある。最初から最後までずっとこの二人。深いようで重いようで、でも明るい。ああ、「楽しい」を分けてもらってる・・・。


【Re:ステージ!】7月19日発売 オルタンシア 2ndシングル「Purple Rays」MV Long Ver.

このMV見てて思ったんですが、二人って別居してるんだよね。昼間に電話かけ合ってるし。まぁ姉妹じゃなくて親戚だし同居する理由も別にないんだけど、なんか、こう、家が隣同士でしょっちゅう遊びに行くみたいな関係性だったらいいなぁ・・・。

リステップのキャラストーリーは☆4(最高レアリティ)カードごとに新規ストーリーが付いてくる仕様なので、全部読もうと思ったら気が遠くなるようなことになります。そんなわけで私にも未開放なオルタンシアのストーリーが山ほどあるわけですが、その中にこういった日常シーンが紛れ込んでるといいなぁ。泣く。

 

M26 Brilliant Wings / Stellamaris

アニメ1話冒頭でこれ流れて、「これOPで行くのwwwwwwwwwwww」と横転した記憶があります。そしてサビに入った瞬間に肩透かしくらって更に横転した記憶もあります。ああいうのやめようよ、生きていけない。しかしあの肩透かしのリベンジを果たすかのように全力解放できて楽しかったです。

 

M27 OvertuRe: / KiRaRe

意味わからんくらい泣いた。なんなら今これ書いてる途中でもアニメ12話見ながら泣いてる。だいたいもう隙あらば「Re:」を捻じ込むところがズルい。なんなんだよ。マジでなんなんだよ。

ライブ中は感情が追い付かな過ぎて全然意識してなかったけど、今アニメ見返してたら「あ!この振り付けライブでやってた!」ってなったし、やっぱりアニメとのシンクロすごかったんですね。これが「Reflection」か・・・。

 

もう何度も何度も言ってるけど、KiRaReの曲は失敗や挫折を経験した6人がRe:STAGE!!する立ち上がるストーリーが仕込まれています。このOvertuRe:こそがその物語の真骨頂です。そして何が一番恐ろしいかって、これがまだOvertuRe:序章だということです。そうなんだよ、私達の夢がKiRaRe輝くのはこれからなんだよ・・・。

 

これ以上ない歓声に包まれたところで一旦演者退場、椿本P登壇。恒例の告知コーナーですね。はやくオジタンシア歌唱して。

今回の告知はおおむね以下の通り。

  • TVアニメBD3巻、4巻発売告知
  • 3rd LIVEのBD発売決定
  • ユニットライブ開催決定

おお、ついにユニットライブ来たね。ある意味、今のリステに一番求められているものです。こういった全体のライブで全曲やるのは2ndの時点で既に限界だったし、各ユニットの世界観一色に染めるのも良いと思います。

 

そして出演者全員登場。MCがだいぶ巻き巻きでしたね。人の話を聞くことのできない衝動のあるオタクくんにとって最後のMC長々とされるのは苦手なので、助かるっちゃあ助かります。でも本当にいいライブっていうのは、この最後のMCに真面目に耳を傾けられるほど向き合えたライブの事だと個人的に思うんですよね。

それはそうとして、オルタンシアの掛け合いがマジでいつもと変わらん、本当に最後か?ってくらいいつも通り。そんな姿に安心感を抱きつつ、夜公演への期待をさらに募らせる。

 

ツアーでのイベントの締め方は椿本Pの告知コーナーで終了だったので、これで終わりかと思いきや、場内の照明が明るくならない。おっ、ちゃんとアンコールやるんだ。

 

EN1 367Days / KiRaRe

当然と言えば当然。だってこの曲はアニメでさらに昇華されたんだから。

 

アニメ化とともにこの曲が発表されたリステ2ndライブのタイトルは「Ready for Dream」。直訳すると、「夢への準備」。

367日目の記憶 夢に辿りついた今日を忘れない

367days / KiRaRe

この曲では1番の「366日目」で今まで夢に向かってきた日々を振り返り、2番以降の「367日目」で夢に辿り着き、そして新たなスタートラインを切るという構成をしています。

私は今までずっとこの「366日目」と「367日目」は、2018年7月1日、「Re:ステージ!PRISM☆LIVE!!~2ndSTAGE~Ready for Dream」当日のことだと考えてきました。既存曲を全て歌い過去の日々を振り返るライブ本編を「366日目」、そしてアニメ化という一つの「夢」を叶えた瞬間からが「367日目」だと。

これほど当時の状況と一致した曲があるだろうか。その衝撃に酔い痴れた私はしばらく「367Daysという曲は、この日のためだけに作られた曲だ」と考えていました。

 

ですがそれは大きな間違いでした。

この日叶えた夢はたまたま「アニメ化」であっただけであり、彼女たちはもう新しい夢へ向けて新たなスタートを切っている。リステにとってアニメ化は到達点などではない。KiRaReの物語としても、コンテンツとしても、このアニメ化を踏み台にしてさらなる高みを目指している。夢を叶え、「終わりはそう今 始まりへと変わ」った瞬間はいつだって「367日目」なのだ。

「367日目」とは過去であり、現在であり、未来である。

これを繰り返すことによって、KiRaReはどこまでもどこまでも行くことができるのだ。

 

アニメ最終回にしてこのことに気づかされた私が感情にならない訳がなく、食い入るようにステージを見ていました。

KiRaReと輝く未来へさあ行くよ

367Days / KiRaRe

この曲の中で私が一番好きな一節です。初披露の時もこの歌詞がスクリーンに映った時にグッとくるものがあったのを覚えてます。今日もこのポイントで究極到達するために心の準備をしていました。

いざこのパートに差し掛かった瞬間、ステージ照明虹色切り替わりました。同時に、脳汁と涙が一気に溢れだしました(パチンカス脳)。

 

EN2 憧れFuture Sign / 全員

 昼の部ラスト。開幕OPで最後EDという、アニメ中心のセトリとしては100点の構成。いろんなことがあって「大好き」を見失いそうになっても、でもやっぱり思いだしちゃうんだよね・・・。最後にみんなで思いっきり「大好きさ!!!!!!」って叫ぶとこすっごく好き。

 

アンコールの2曲は意外性は無かったけど締めに相応しい使われ方をされたし、文句なし。最後まで歌い切り、拍手に包まれながら、「もうこれ以上言葉で語る必要なし」と言わんばかりに手を振って退場、照明が点灯し公演終了。

 

中間MC全カット、途中の椿本Pの告知コーナーで終わりかと思いきや、アンコールで歌うだけ歌いきって多くを語らず終演。非常に良い構成でした。最後を歌で終わらせて興奮のまま駆け抜けさせてくれたのはとっても嬉しかったです。

 

 

リステの距離感

昼の部終演直後、隣の席に居た人が「いや~椿本Pのコーナー無くならなくてよかった」と喋っていたのを耳にしました。

 

椿本P。リステ運営陣の顔とも言える人です。某社の社長はまぁ例外として、エンタメ会社のプロデューサーがここまで積極的に顔出しするのは、私は見たことがありません(もし他にもあったら教えてください)。この人のおかげで、ファンと制作陣の距離感が非常に近くなっていると言えます。

この距離感の近さこそが、リステを着実に人気にしてきた大きな要因だと私は考えています。私自身、制作陣を間近に見て「リステには企画者の並々ならぬ情熱が注ぎ込まれている」ことを知ったからこそ、今こうしてリステに付いていっているわけです。

 

しかし、これからもコンテンツの規模を拡大していくのであれば、今までのような距離感を維持していけるのかは少し不安なところもあります。うまく言えませんが、巨大化したコンテンツにはそれ相応の身の振り方が求められる、というか何というか。正直、今回の3rdライブあたりでフェードアウトしていってしまうのかな、と思っていました。

それでも、生産者の顔写真が貼ってある野菜じゃないですけれど、「どんな人物がこのコンテンツを動かしているのか」というのが分かるのは、我々としては非常に安心感があります。幸いにも椿本さんはリステに関して非常に信頼できる人物なので(いくら距離感が近くても信頼できなかったら付いていかないです)、私としては可能な限りまで顔を見せてほしいなぁ、と思います。

 

だいぶ身勝手な事言っちゃいましたね。とりあえず前編はここで一旦おしまいにします。

夜の部以降の感想、ライブの総合的な感想等は後編に続きます。

nvs-nk.hatenablog.com

 

 

 ※11/28追記

引用させて頂いたSolfan Daichi様のブログが「工事中」となり、アクセスができなくなってしまいました。以前もこの状態から再閲覧が可能になった例がありますので、リンクはあえてそのまま残します。

 

 

参考文献

セットリスト

【セットリスト】「Re:ステージ! PRISM☆LIVE!! 3rd STAGE~Reflection~」セットリスト公開!(https://aniuta.co.jp/contents/279519)

コバ(@koba5_)様のツイート(https://twitter.com/koba5_/status/1196039236710854656?s=20)

こはくぴちゅん(@risu10000)様のツイート(https://twitter.com/risu10000/status/1196036560526790657?s=20)(https://twitter.com/risu10000/status/1196041236374675456?s=20)

 「Re:ステージ!」5ユニットがMCなし27曲連発!アニメを超える夢のライブが展開(https://natalie.mu/comic/news/355883)

 

発言・資料・その他

TVアニメ「Re:ステージ! ドリームデイズ♪」全話 (dアニメストア)

小澤亜李『大切なお話』(https://ameblo.jp/ari-step/entry-12541224325.html)

ソニックシティ ホール座席表(https://www.sonic-city.or.jp/?page_id=266)

Soflan Daichi「あなたの日常、天使足りてますか?」(http://www.soflandaichi.com/blog/c7002e20792)

世界史小辞典編集委員会 (2004)『山川 世界史小辞典 改訂新版』p297,山川出版社

世界史の窓 「四分統治 / 四帝分治 / テトラルキア」(https://www.y-history.net/appendix/wh0103-098.html)

高瀬愛虹『Silent Dystopia』(https://ameblo.jp/takase-aiko/entry-12481348461.html)

【Re:ステージ!】7月19日発売 オルタンシア 2ndシングル「Purple Rays」MV Long Ver.(https://www.youtube.com/watch?v=QXSVF1L7KF4)

Re:ステージ! 公式(@rst_project)(https://twitter.com/rst_project)

伊藤翼/Tsubasa Ito(作曲家)(@Tsubasacurry)(https://twitter.com/Tsubasacurry)

株式会社ゆめ太カンパニー【公式】(@yumeta_company)(https://twitter.com/yumeta_company)

ねいけい(@nvs_nk)(https://twitter.com/nvs_nk)

CD「Re:ステージ! ドリームデイズ♪ SONG SERIES①『Don't think,スマイル!』」KiRaRe / ポニーキャニオン

CD「Re:ステージ! ドリームデイズ♪ SONG SERIES⑥ 挿入歌ミニアルバム DRe:AMER[オルタンシア盤]」ポニーキャニオン 

CD「ハッピータイフーン」KiRaRe / ポニーキャニオン

CD「Stella-rium鹿乃 / ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

CD「367Days」KiRaRe / ポニーキャニオン