初めましての方は初めまして、そうでない方はこんにちは。ねいけい(@nvs_nk)です。今見ているアニメはひだまりスケッチ×365です。ひだまりスケッチを配信しろとdアニメストアを恐喝し続けていたら1期~4期まで配信されたので、次はSPと卒業編も配信しろと恐喝を続けたいと思います。
さて、現在時刻は2019年9月18日の20時12分、クラウドファンディング企画で制作されたゆるゆり10周年記念OVA「ゆるゆり、」を丁度見終わりました。1周目です。ちなみに今これを書きながら2週目を見ています。クラウドファンディングではイベントのチケ代とCDとBlu-ray分しか支援してないため、試写会勢よりはやや遅れる形となりましたが、折角なので感想が新鮮なうちにいろいろ書いていきたいと思います。
尚、以下の内容は全て私個人の独断と偏見に満ちた見解に基づくものですので、あらかじめご了承ください。
クラウドファンディング周り雑感
その前に、今回の一連のクラウドファンディング企画や昨今の「ゆるゆり」というコンテンツの動向について思ったことを述べたいと思います。まず企画そのものについて。
悪かった点
・一連の運営のガバ
ま~いろいろありましたね。まず2段階くらい製作遅延するわ、最後の最後にピッキングミスするわ。CAMPFIREからのメールはお詫びばかりが記憶に残りますね。まぁピッキングミスは下請け業者の問題な気もするけど…。ツイッター眺めてるだけでも、徐々に不信感を募らせていく人や慣れっこになって何の感情も抱かなくなった人など、いろいろな心もようを見ることができました。
これは完全に私の憶測なのですが、今回の件は運営側が慣れてなさすぎたのかな~と思いました。コンテンツの向こう側に見えてくる運営像が今までとあまりにかけ離れていて、今回のプロジェクトを前に「ゆるゆり」というコンテンツに携わる社員が相当入れ替わったのではないかと疑うレベルでした。もし違ってたらポニーキャニオンさん本当にごめんなさい。
・そもそもこれクラウドファンディングでやる必要あった?
2018年12月25日19時。この日の惨状を見て、私は真っ先にこれを思いました。忘れもしない、ゆるゆりクラウドファンディング受付開始日ですね。先着10名限定の大富豪コース、事前に別のクラウドファンディングの酒を支援してウォーミングアップするゆらー、CAMPFIRE鯖落ち、クレカ多重決済、etc…。
私がクラウドファンディングと聞いてまず思い浮かぶのは、りりくるという百合ドラマCDコンテンツです。ゆるゆり声優が多数出演しているため、ゆらーの皆様におかれましては是非知っておいて頂きたいところです。
特にこのキャラソンアルバムは必携です。さぁ聴きましょう。
ただまぁ、知名度もそんなにありませんし決して大きなコンテンツとは言えません。そんなりりくるはクラウドファンディングを募って有志からお金を集め、ようやっと新作ドラマCDを出していました。
他にもCAMPFIREで有志を募っているプロジェクトを見てみましょう(2019年9月19日 1:31現在)。ふむふむ、「小銭を自動で仕分けてくれる財布を作ります!」「台風で壊れたゲストハウスを復活させたい!」漫画アニメ方面でいくと「漫画家の生活支援してください!」「Vtuberとして活動資金が必要です!」お、これは大規模だな、デジモン20周年のやつ。パトロン2000人弱の支援金額2000万ちょい。うんうん、人数限定の高額返礼品は3種類。はい。
パトロン4000人越え、支援金額8000万越え、人数制限のかかる返礼品が7種類もあるゆるゆりはどう考えても場違いです。
デカすぎます。だいたいクラファンで叩きってなんだよ。「これを実現するためにはど~~~~~~してもお金が必要なの!お願い助けて!!」って絶叫する場でなんで支援の先着争いが起きるんだよ。鯖落ち?当たり前やわ、そんなに人が殺到することなんか想定してへんわ。殺到が想定できてんのにいっつも鯖落ちするe+くん聞いてる?
今回の状況はポケモンに例えると、チャンピオンロードを突破したことのあるトレーナーが「じゃあ今からトキワのもりを突破できるかな?行ってみよー!」にチャレンジすることに近いと私は考えています。なんかね、設定するハードルが低いの。悪い意味で自分の規模を過小評価してる。本来「新作出すから円盤買ってネ~~~」で十分成り立つほどのポテンシャル持ってるはずなのに。まぁ商業的に見るならハードル低くしてリスクを回避したいのは分かるけど、でもこんな天下り無双みたいなことしなくても…。
良かった点
もちろんクラウドファンディングをしたメリットもあると考えています。
・集金効率が良さそう
大富豪コースその他の高額コースの存在は大きいでしょう。円盤売るだけなら一人頭あたり円盤代の1万円弱しか得ることができませんが、7万、10万、50万などの高額コースを設定することで本当にお金を持っている層から効率よく集金することができたかと思います。
・アクティブゆらー数の把握
また、今ゆるゆりを展開したらどの程度のユーザーがついてきて、どれほどお金を出せるのかという、現行のゆるゆりのアクティブユーザーの規模が可視化された点もクラウドファンディングの功績と言えるでしょう。「あ、ゆらーってこんなに居たんだな」って安心感を覚えた人も少なからずいるはずです。
「ゆるゆり公式」の美学と私の想い出
ところで昨日。発表されましたね、「みにゆり」製作。制作会社がバンドリの「ガルパ☆ピコ」と同じところなので、そういうミニアニメでしょう。うん。ミニアニメ。アニメ。
いや、新作アニメだよ???????そんな発表の仕方しちゃう??????????
公開の1週間前の0時ちょうどにどっかのサイトで告知解禁。演出もクソもなし。
ここで少し話は飛びますが、私が本格的に「ゆるゆり」と「七森中☆ごらく部」にハマり始めた時期の話をしようと思います。
私がツイッターアカウントを作ったのが2012年の6月。少ししたら「ゆるゆり♪♪」の放送。まだインターネッツに触れて数カ月しか経っていない頃に、「ゆるゆり♪♪」の最終回の実況に参加した記憶があります。恐らく今の私のフォロワーでも、当時大流行した「#夜のゆるゆりクラスタ大フォローがっせん」というハッシュタグで繋がった人が多いかと思います。
2期放送終了後という微妙に遅れたタイミングでゆるゆりにハマった私でも、先達に追いつくために摂取できるコンテンツがありました。それはニコ生です。ゆるゆりの歴史はニコ生と共にあると言っても過言ではありません。ニコニコ動画に残されていたサイン4000枚企画、ガールズナイト、反省会、そして2期発表の瞬間……。これらを狂ったように見ていました。特に、2期決定の動画と「冬なのに、ごらく部☆なちゅまつり」の新作決定の瞬間は、もう何回見たか覚えていません。1日1回は必ず見てたレベルでした。
そんな生活していたら、まぁ思いますよね。
「3期決定の瞬間をこの目で見たい!」
と。
「七森中☆さみっと」で声優イベントデビューを果たして調子付いていた私は、残されていたニコ生動画や、サークル「がむのしろ」さんで発行された「ゆるゆりの系譜」(https://booth.pm/ja/items/1482207)というイベント記録同人誌を熟読し、以下のような傾向と対策を立てていました。
- ゆるゆりの公式さんはどうやら粋な人物らしくて、とても良質なサプライズを企画してくれる。
- 特に新作アニメ系のサプライズは、ここ一番というタイミングのニコ生で発表される。もちろんごらく部4人に対してもサプライズで。
- 昼夜2部に分かれるイベントでは、新作アニメのような重大発表は控える(片方のみ参加の人にもサプライズを味わってほしいため)。
- 以上のことから、「イベントやニコ生等でゆるゆり目当ての人が自然に集まった、なるべく見ることへの公平性に差が出ないような場」で、新作発表を行うだろう。
ニコ生は見たいと思った人がその気になれば誰でも見られるようなツールでしたし(プレミアム追い出しとかあったけど…)、ファンとの喜びの共有体験、そしてその機会の公平性について公式さんはよく考えているなぁ、と感心したものです。
私は上記の条件からゆるゆりの3期が発表されるタイミングについて「P's LIVE02」だと予想していましたが、半分正解で半分間違いでしたね。私の願いが叶ったあの3期発表のニコ生の日、それはもうとんでもない幸福感でした。公式さんのサプライズが見事にキマりました。あの日あの瞬間が、私をさらにゆるゆりにハマらせることになったのは間違いありません。
そんな感動を私にくれた"あの"ゆるゆり公式が、今回のみにゆりで演出力の手腕を見せない発表をしたのは少し残念でした。「みにゆり、ちょっと盛り上がり足りなくない・・・?」と不安そうにつぶやいていたフォロワーさんがいましたが、そりゃ盛り上げるための工夫をしてないし…。あなた、5年前はあんなにすごいことできてたんだよ。昔だったらここでニコ生の1本でも打ってたんだろうな、などと老害じみたことを考えてしまいました。
みにゆりは普通に楽しみです。早く25日ならんかな。
※2019/9/20追記
みにゆりの発表タイミングについて、「2019年9月18日発売のコミック百合姫11月号の発売に合わせたのではないか」というご意見を頂きました。なるほど、百合姫誌内で解禁の情報だったわけですね。
「七森中♪あにば~さり~」感想
ちょっと良くない話ばかりしてしまったので、良かった話も書いていきたいと思います。3月3日に中野サンプラザで行われたイベント、七森中♪あにば~さり~。冒頭で話した通り、私はイベチケとBDとCD分しか支援してないので、昼のみの参加。ちなみにこのイベント、座席の振り分けが先着順に設定されていたらしく、チケット単体しか買っていない私でも開始直後に決済完了したためか、前列確定コースのすぐ後ろという良席に恵まれました(確証はありません)。
まずOP3曲のライブからスタート。このへんのコールは遺伝子レベルに刻み込まれているので忘れたくても身体が勝手に反応しちゃうんですよね。そろそろゆるゆりんりんりんりんりん聞きたい。
続いて生徒会も交えてのトークコーナー。まぁ~雰囲気が懐かしい。放送室終了したのって何年前だっけ。2期と3期の間の繋ぎをしてくれたのは放送室だったから、終了した時はさすがに死を覚悟したよね。なんだかんだ続いてるけど。
「次はキャラソンライブコーナーです!」
うんうん・・・
うん!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
♪ミラクルゆるくる1・2・3
え、今日ってもしかして神イベだったりする?????しかもなんか1番終わりからラスサビ飛んでるし。え、もしかして「理解って」る???????????
♪ごゆるりワールド
爆踊り。にゃにゃにゃにゃー。うわやばいぞこれ今日。ここまで1期のキャラソンで固めてきてるし次は「まるごと!」かな?
♪あのねっ!
記憶断絶
♪私、主役の赤座あかりです
意識が帰ってこない
私は本当に本当に大好きな曲がイベントとかアニクラとかで流れると、心臓がぎゅ~~~って締め付けられて息苦しくなるんですね。記憶が飛ぶ前になんかそんな感じのがあった気がします。
気づいたらライブパートが終わっており、身体のあちこちが痛くなって息切れしながら座り込んでゆりゆり劇場へ。なんかこう、気分が高校時代の通学電車の中になってきた。毎朝声優ラジオを聴きながら登校する高校生ェ…。
さて、お待ちかねの新曲披露コーナー。楽曲名はゆるゆり、てんやわんや☆
何10年たってもこんな1年
また一緒に(一緒に)
過ごしたい(絶対)
君となら(君となら)いつまでも
桜咲いて桜散って
ずっとずっと
種まいて芽が出て膨らんで
繰り返す新しいエブリデイ エブリナイ
10年20年30年
(まだまだいくよ~!1・2・3・4!)
スクリーンに流れる歌詞を眺めて呆然とする。そして、次にかかったのは、ハッピータイムは終わらないだった。
ままま☆まだまだ続くこの奇跡
みんなと夢見る楽しい未来
ずっとつづいていくよね
ハッピータイムは終わらない/七森中☆ごらく部
ここで私は、先日読んだレビュー記事を思い出した。
そして、その関係性が変化するようで変化しないのもポイントだ。本作の時間軸はサザエさん方式で、つまり彼女たちは永遠に進級しない。
——————中略——————
こうじて世界観を閉じることで、卒業や失恋、離別といったあらゆるリスクが回避された永遠のユートピアが形成される。
一迅社(2019)「カジュアルな百合で一般層を取り込んだ革命的作品」『Febri VOL.53』p017
つまり、ゆるゆりというコンテンツが持つ「独自の強み」とは、この永遠性のことなのではないか。思えばゆるゆりの楽曲は、永遠を歌ってきたものが多い。アフタースクールデイズ然り、ハッピータイム然り。そこに今回のてんやわんやである。
あ、ゆるゆりって終わらねえわ。
2018年から2019年にかけては、実にさまざまなアニメ声優コンテンツが卒業・解散した。私もSTAR☆ANIS&AIKATSU☆STARSのファイナル武道館、遠藤ゆりかファイナルライブ、ミルキィホームズファイナル武道館などに参加しており、そのたびに「最終的にそのコンテンツがどんな答えを出したか」ということについて考えさせられていた。例えばアイカツ武道館ではこの出会いに、ありがとうと歌ってそれぞれの新たなステージへ旅立っていったし、遠藤ゆりかさんはEmotional Daybreakを歌いあげて夜明けに去っていったし、ミルキィホームズはそして、群青にとけていくとかいう歌でマジの別れを突き付けてきたし、いわば最後の曲を通して今まで広げてきたコンテンツの風呂敷を畳む様を見せられてきたわけである。
そして、私はてんやわんや☆に、そのように答えを出してきた曲に匹敵する何かを感じた。これは、今のゆるゆりが出した答えなのではないか。
ゆるゆりは、永遠に続く。途中で風化するかもしれない。忘れ去られて自然消滅するかもしれない。「ここで一旦終わり」と区切りをつけることもできない。なぜなら、この永遠を歌った曲で「永遠」を宣言してしまったから。「永遠」が最大の武器だから。それを壊すわけにはいかないから。
私は、その覚悟に脱帽するしかなかった。
そこまで修羅の道を行くなら、私も少しはその「永遠」とやらに付き合ってやろうじゃないか。もし「七森中☆ごらく部解散ライブ」みたいなのやったら解釈違いで泣くぞ?
とても良い決意表明を見ることができ、満足して会場を出ることができた。この実家には、ちょくちょく連絡を取っておこうと思う。
P.S.
実はふぇすてぃばるのえ~る♪で全員が大人数で並んで歌って踊るシーンがものすごい好きなので、今回の8人バージョンのえ~る♪を間近で見ることができて非常に嬉しかったです。2番に入るところで1列目と2列目が入れ替わるのがマジで好き。次やるときは竹達彩奈さんと倉口桃さんも呼んでください。
OVA「ゆるゆり、」本編感想
前置きがありえん長くなりましたね。お待たせしました、ようやく「ゆるゆり、」本編感想です。
この先、死ぬほどネタバレを含みます。未視聴の方は今すぐ見るか11月の一般販売を待つか、クラウドファンディング組をぶん殴ってドロップしたOVAを奪い去ってください。
まず作画やキャラデザについて。今回の制作会社はLay-duce。アニメ作品のゆるゆりに関わる制作会社としては3社目ですね。PVの段階で既に感じ取っていましたが、全体的に動画工房へのリスペクトが大きいです。OP映像一つとっても、第2期OP「いぇす!ゆゆゆ☆ゆるゆり♪♪」で非常に見覚えのある映像が使用されています。書き直したんですかねこれ。サビが終わった後の「てんやわんや」のところで流れているアイキャッチ風の「Y☆U☆R☆U☆Y☆U☆R☆I……」の文字列も、動画工房時代を彷彿とさせます。平常時のキャラデザはTYO作画や原作に寄ってかわいらしいものとなっていますが、怒り顔や目が縦棒線になっている時(マイペースでいきましょうのアレ)など、ギャグ調の時の顔の崩し方は親の顔より見たパーツが使用されています。
今回のLay-duce作画において特徴的なのは、色です。
※1 アニメ「ゆるゆり」スペシャルサイト (http://yuruyuri.com/1st/onair/index.html)より引用
※2 アニメ「ゆるゆり」スペシャルサイト(http://yuruyuri.com/3hai/story/introduction.php)より引用
※3 アニメ「ゆるゆり」スペシャルサイト (https://yuruyuri.com/blog/archives/4568)より引用
上記3つのキービジュアルを比べてみると、「ゆるゆり♪♪」の動画工房のものに対し、「さん☆ハイ!」のTYOアニメーションズのものは深く濃いイメージがあります。キャラデザがアニメ絵っぽさからなもり先生の作画に若干近づいた一方、こうして並べるとどうしても薄暗さを拭えません。そこに今回の「ゆるゆり、」のキービジュアルですが、前回と一転して明るい印象が感じ取れます。しかもこの明るさ、ただ前々回のものに戻したわけではなく、同時に落ち着いても見えます。言葉に表そうとすると難しいですが、なんというか、目にやさしい色なんですね。あかりちゃんの髪の赤色を見比べるとわかりやすいかも? 動画工房の色をvividと表現するなら、Lay-duceはlightでしょうか。今作はこのlightな色によって全体的な雰囲気をさらに明るく、そして穏やかにできていると言えるでしょう。
ガワの話は私もそこまで詳しく語れないので、このくらいにしておきましょう。次は内容の話です。
OP終わってすぐに原始人のくだり。原作でも記憶に新しい回ですね。この原始人ごっこの短い時間の間に、ごらく部4人のカップリングを全通り描いています。順列は考えずに4C2=6ですね。さらに10周年記念パーティの準備へと続くわけですが、ド定番の京綾、ひまさくからちとあか、ちなひまなど、なちゅやちゅみや3期で回収・開拓されたところまでバランス良く描いています。
————「ゆるゆり」を描く上で、キャラクター同士の関係性について大切にしているのはどのようなことでしょうか?
なもり キャラ同士の仲の良し悪しに関わらず、すべての組み合わせに百合の可能性を持たせることです
一迅社(2019)「マンガ家・なもりインタビュー」『Febri VOL.53』p006
ゆるゆりという作品の魅力の一つに、このカップリングの無限の可能性が挙げられます。原作も巻数を重ねていくにつれて、「はぇ~~~こういう組み合わせもあるのか!」といったカップリングが多数登場します。最新刊17巻で言えば結衣と撫子のようなのですね。詳しくは最近公開されたなもり先生インタビュー記事(https://news.livedoor.com/article/detail/17071914/)を見てください。
私は、こうしたなもり先生の思想を汲み取り、アニメの中でも多くのカップリング可能性に挑戦した点がTYO時代「なちゅやちゅみ!」「さん☆ハイ!」の最大の功績だと考えています。こうした点をしっかり受け継いでいるのは評価ポイントです。
細かい点について
・京子の魚の骨を抜くシーン、妙に生々しくてエッチでしたね。作画の頑張りどころを的確に抑えています。
・あかりちゃんの携帯電話は「なちゅやちゅみ」でお馴染みのINFOBER A01が健在でした。北原荘だからんぶるだかにお供えされてたやつはどうなったんでしょうか。
・作画は全体的に動画工房リスペクトですが、幕間のアイキャッチは3期風ですね。
さてパーチーが始まりました。ゆるゆりのギャグ部分が光るところですね。単純にボケで笑いをとるところから時事ネタまで。早速結衣警察に逮捕されました。私もデ〇マス5thのLVでグネグネしてたらお気持ち表明されたことがあります。つらいよね、うんうん。
髪型変えるところで結衣のウィッグを見て「え!?これ『ゆりゆり』に出てたあの子じゃない!?!?!?!?!?」と思って慌ててゆりゆりを読んだら微妙に違ってました。
ハイテンションじゃんけんのあかりちゃんは、完全に無茶ぶりを振られた時の三上枝織さんでしたね。ふぇーい。 ここのギャグ顔パーツは従来のものを振り切って完全にオリジナルに振り切れていました。天晴れ。
さてハイテンションが吹っ切れて天に召されそうになり、咽び泣くあかりちゃん。かわいそう。はぁ、みんなそうだよ。こいつもあかりちゃんにかわいそうなことするんだな。不憫な子だぁ?ダメだダメだ、話にならん。こいつも理解ってなかっ
♪みんなだいすきのうた
ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前お前天才天才天才天才天才天才天才天才天才天才天才天才ホホッホホホホhッホホホホホホホホホh!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全員集合。回想。
あっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっ
「お誕生日、おめでとう!!!!」
あ”???????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????あ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私は「ゆるゆりの中で一番好きな話は?」と聞かれた時、迷わず「2期11話」と答える。赤座あかりに救いがもたらされるからだ。影が薄いだのなんだので散々な目に遭う人生を変えるためにタイムマシンに乗り過去に戻るが、それでも彼女は今まで積み上げてきたもの捨てることはできなかった。結果、捨てずに大切に持ち帰ったものは彼女を盛大に迎えた。みんなだいすきなのだ。みんなが大好きで、みんなを大好きなのだ。これは間違いなく彼女のものである。
私は「推しCPは何?」と聞かれた時、迷わず「京あか」と答える。上述の2期11話は紙芝居オチだったが、この紙芝居の作者は歳納京子である。歳納京子は、彼女が大切に持ち帰ったもの、その魅力、その人徳、すばらしさを理解しているのである。一見すると彼女に一番当たりが強いのは歳納京子かもしれないが、歳納京子こそが誰よりも彼女の事を理解しているのである。私はこの2期11話のこのシーンのみを根拠に、5年以上「京あかハッピーエンド説」を絶叫し続けてきた。3期最終回もそうだったが、ここ一番という時に素直な感情を伝えられる、そして感謝を伝える会をいつも企画してきた歳納京子こそが、彼女の救済となりうるのである。
「ゆるゆり、」総評
100000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000点
おわりに
はい、新作OVA「ゆるゆり、」最高でした。前半でいろいろグチグチ言っていましたが、全部許しました。まぁ確かに予定通り7月に送られてくればあかりちゃんの誕生日に合わせることができたのかなぁと思うところはありますが、変なクオリティで出されるよりかは遥かにマシです。
前半で述べたとおり、どうやらゆるゆりは終わらないらしいので、長い目でのんびり見ていこうかと思います。
今回もクソ長くなってしまいましたが、ここまでお読み頂きありがとうございました。
「さーてと、何かしようぜ!」
参考文献
アニメ「ゆるゆり」スペシャルサイト(https://yuruyuri.com/)
【インタビュー】じつは全然ゆるくない。漫画家・なもりが語る、『ゆるゆり』と連載10年の歩み(https://news.livedoor.com/article/detail/17071914/)
CD「ゆるゆり、てんやわんや☆/リピってチャイム♪」ポニーキャニオン
(2019)「Febri VOL.53」一迅社
(2016)「ゆるゆり さん☆ハイ! 公式ファンブック」一迅社
なもり(2012)「ゆりゆり」一迅社