未来回帰線招致委員会

好きなアニメは祝福のカンパネラです

蓮ノ空女学院102期卒業公演に焼かれたオタクが、アイカツ!のことを思い出した話

果てない世界へ旅立った皆様へ

お元気にお過ごしでしょうか。

 

ねいけいです。

蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブに向き合う中で、かつてアイカツ!を追いかけていた時の記憶が蘇ったので、記します。

 

異なるコンテンツを無理やり関連付けて語るのは本当に良くないことなのですが、この感情は残しておかねばならぬと思ったため、あえて踏み込むことにしました。

 

本記事は単なるオタク語りであり蓮ノ空やアイカツ!の解説記事ではないため、ストーリーに関する詳細な解説はしません。詳しくは蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ活動記録とアイカツ!を見てください。

 

スクールアイドルの大会「ラブライブ」の優勝旗です。赤い布地に大会の紋章が刻みつけられており、雄大な姿です。蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 102期卒業公演会場である、Kアリーナ会場内にて設置・展示されていました。



 

 

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note.com

ぼくの大学の先輩が、今世紀最大級の眩耀夜行を行おうとしています。

興味あれば是非ご一読ください。

 

関係ないですが、ぼくが一番好きな眩耀夜行は有志翻訳の英語バージョンです。

youtu.be

Where shall we go ? Far, far awayここじゃないどこかへ……

 

 

 

蓮にハマったきっかけ

まずは、ここまで蓮を追いかけることになったきっかけを振り返ってみます。

大きなきっかけはご多分に漏れず異次元フェスですが、実は自分の場合これは決定打ではありませんでした。

 

一緒に異次元フェスに臨んだアイマスPの身内が急速に蓮に転落する様子を眺めながら、「へー蓮ってストーリーそんなに良いんだ〜。スリーズブーケの曲超強いけどね~。活動記録読んでみよっかな」などと生半可なことを述べながら、ホリホリを聴いてニチャニチャしていました。

 

 

転機が訪れたのは、2024年2月のアイカツ!コラボです。

最初はよくあるキャラグッズ販売系のコラボかと思っていました。

しかし、こんなものがぼくの目に飛び込んできました。

 

 

 

https://x.com/hasunosora_SIC/status/1759774881820905839

https://x.com/hasunosora_SIC/status/1759774881820905839

衝撃を受けました。

しばらく眺めた後、「こんなところでSHINING LINE*が繋がるとは思わなかったなぁ…」と天を仰ぎました。

 

この瞬間、自分の中で時が止まっていたアイカツ!が再び脈動を始めました。

 

 

 

リアタイに追いつくまで

2月のアイカツ!コラボで、ぼくは「あれ?もしかして蓮ってヤバいコンテンツだったりする?」と気づきました。

具体的にどのへんがヤバいと感じたかというと、コンテンツを作る側の本気度が思った以上に高かったところです。

だって、普通コラボって聞いたら、「花帆ちゃんといちごちゃんが一緒に『アイドル活動!』歌ってみた!」みたいなの想像するじゃん。そんなレベルではなくて、時系列の整合性を取った*1うえでSHINING LINE*文脈を取り込んでくるの、どう考えてもただ事じゃないやん。

 

これは「真剣」に作られているのでは…?という予感がして、活動記録を読み進める速度は早まりました。

最終的にリアルタイムに追いついたのは、2024年の3月31日。年度が変わるギリギリ直前に、沙知先輩の卒業を見届けることができました。

 

決定打は、たまたまチケットが降ってきた2ndライブ兵庫公演Day1。

ここで完全に陥落しました。

このとき初公開された楽曲の「365Days」、これを聴いた瞬間に、104期体制と過ごすぼくの蓮ノ空生活がスタートしました。

 

 

徒町小鈴のオリジナルスター☆彡

すっかり顔面が蓮色になり、晴れて104期からリアタイで追いかけることになったわけですが、ここでまたアイカツ!の記憶がポップアップしてきます。

 

104期活動記録第2話「踊り続けよう、きみが見てる」です。

 

話の流れは原典を読んでいただくとして割愛しますが、PART6まで読み進めたぼくは、「これってオリジナルスター☆彡の話では…?」と思いました。なんでもかんでもアイカツ!に結びつけるオタクのよくない癖です。この時点で、ぼくは徒町小鈴に大空あかりの姿を重ねつつありました。

単純に憧れに"なろうとしている"だけではダメだ。"己"がスターだ、と。

そういった話の帰結を予想していました。

 

しかし、それだけには収まりませんでした。

徒町小鈴は、叫んだ。

自分が村野さやかに憧れる気持ち、これこそが徒町小鈴の「オリジナルスター☆彡」だと。

104期活動記録第2話「踊り続けよう、きみが見てる」PART7

自分の想像していた結末なんかより、数段階上を行かれた気分でした。

この日、ぼくの徒町小鈴を見る目は変わりました。

何よりも強い信念を持っている、かっこいい子だと。

 

104期と過ごした日々

そんなこんなで狂い散らかしているうちに2024年は過ぎていきます。

途中、虹ヶ咲の映画が公開され顔面が虹色一色になったりもしましたが、年後半から始まった3rdライブツアーは配信を見るなどしてしっかり楽しみました。*2

 

そして年が明けて3rdライブ横浜公演。つまり、ラブライブ!決勝大会。ここから3月までの怒涛の流れは今思い返しても凄まじかったです。

この時期、ぼくの顔面は1日おきに虹色と蓮色で入れ替わっていました。With×MEETSなどで蓮関連の供給がだいたい2日に1回ペースで投下される中、供給が無い日は虹ヶ咲のことを考えて過ごしていたからです。全身ラブライブ!人間には変わりないですね。

 

 

104期の集大成楽曲はどれも異様なほどの風格を備えていて、毎日聴いては発狂していました。

 

極めつけは3月の蓮華祭。104期として最後の曲は、なんと「365Days」。

ぼくの104期は、365Daysで始まり、365Daysで終わりました。とても美しい一年間でした。

本当に一年間、自信を持って楽しんだと言えます。

 

 

アイカツ!回顧録

ここで、時間を2017~18年頃に戻し、ぼくがアイカツ!に熱中していた頃の状況を振り返ってみようと思います。

いきなり話題が変わりますが、大事なことなので。

 

当時大学生だったぼくは、アイカツスターズ!のTV放送から入り、遡るように無印の全178話を視聴完了しました。一番感動した話は125話で、一番好きな話は129話「トークの花道」です。

 

大学時代に一緒につるんでいたオタクたちが同時期に次々とアイカツ!にハマっていたこともあり、よく一緒にイベントやアニクラで騒いでいたりしました。

 

2018年にはツアーもあり、ぼくは東京公演と、コスモス狙いで千秋楽の福岡公演に参加しました。福岡にもなんだかんだ身内が6~7人くらい来ていた気がします。

 

www.lantis.jp

 

 

残念なことにもはや記憶は薄れてしまいましたが、Growing for a dreamで連番者と化け物になっていた気がします。

 

打ち上げのあと、福岡のカラオケボックスか何かにオタク7人ぐらい詰め込まれて雑魚寝し、翌朝の飛行機で帰京しました。

さて遠征から帰ってきて落ち着いた段階でツイッターを開いたところ、目に飛び込んできたのは、前触れのない卒業告知でした。

 

 

昨日まであんなに楽しんでいたのに、こんなことある?????????

しかも、3週間後の2018年2/27-28に予定されているアイカツ武道館。これが突如として卒業公演に化けました。

 

すぐさまオタクから召集がかかり、新宿の居酒屋に集合。出席者は、今朝まで福岡のカラオケボックスで余韻に浸りながら雑魚寝していたはずの面子全員でした。

 

急遽開催された「アイカツ緊急会議」では、"その日"までに残されたわずか3週間の間に、何ができるか、何をすべきかという話に終始しました。

その中でぼくはどうしても今すぐ「アイカツ!ミュージックフェスタ2017」のBlu-rayを見たくなり、終電に飛び乗って帰宅し、そのまま朝までライブ円盤を見ていました。他のオタクは朝まで緊急会議を続けていたようです。

すぐさまcom/staranis_info/status/960073496813477888

 

ここから、ぼくの人生の中でも類を見ないほど濃密な3週間が始まりました。

 

 

 

この卒業発表の衝撃は全アイカツ!オタクに広がっており、阿鼻叫喚の様相を呈していました。ツイッター上で四六時中泣き叫ぶ者、狂ったように今までの記憶を語り続ける者。しかしやがてTLも落ち着き、「"その日"のために今できることをやろう」という流れになりました。

フラスタ企画が雨後のたけのこの如く乱立し、当日は武道館の外周が花で埋め尽くされていました。ぼくも2基ほど参加しました。

 

アイカツ!のオタクには、未試聴のオタクに無理やり「アイカツ!を見ろ」と強要する悪癖があるのですが、その特性が最大限に発揮されたのもこの3週間でした。合言葉は「今見て武道館に来ないと、絶対に後悔する」でした。かくいうぼくも、知り合いのオタク数名にかなり無理やりな形で視聴を強要してしまい、今考えると相当申し訳ないことをしたと感じています。それでも、ほんの短い期間で178話分を仕上げて武道館に駆けつけてくれた彼らには感謝しかありません。ありがとう。

 

そういった状況下で自分にもできることを考えていたのですが、「ここはやはりアニメを見直すべきだろう」と思い、解像度が他と比べて低めだった2年目の51話~100話までを重点的に復習することにしました。この復習を経て、2年目は指折りに好きなシーズンになりました。これは持論なのですが、アイカツ!2年目の裏主人公は霧矢あおいです。

 

 

そして迎えた当日。泣いても笑っても最後。

初見でも何でもいいからとにかく来いとチケットを撒きまくったオタク、そんなオタクに無理やり視聴させられながらも当日昼にギリギリで178話に到達してガンギマリになってライブに臨んだオタク、どうしても仕事の都合がつかなかったため37話の紫吹蘭のキャプを貼りながら「私、会社辞めてきた!」と絶叫して武道館に出現したオタク。

あらゆる形の"想い"が、武道館に集結しました。

 

 

我々は卒業公演を見届けました。

ぼくは一番聞きたかった曲が一番聞きたかった形で披露されて、ただただ感無量でした。

 

 

 

ひとしきり感想戦をして帰路につき一人になったタイミングで、「明日からおれはどうやって生きていけばいいのだろう……」と虚脱感に襲われました。

 

こうして、濃厚な3週間が終わりました。

とにかく、全オタクが1つのライブに万全に向き合うために準備をしていたこの3週間は、人生の中に刻み込まれた期間となりました。

 

 

アイカツ!回顧録:その後

ここからはあまり良くない話です。

卒業してしまったSTAR☆ANISとAIKATSU☆STARSに再会する機会は、案外すぐにやってきました。

そして、なんだかんだ沢山のイベントに出演していました。

なんだかんだ続いていくアイカツ!展開の中で「アイカツは永遠!」と語られていく様子を見ました。

 

そのたびに、自分の中で「じゃあ、あの時武道館に懸けたおれたちの想いはなんだったんだ…?」という気持ちが沸き上がってきました。

 

一緒にアイカツ緊急会議を開いていたオタクたちも同様の感想を抱くようになり、やがて現行の展開を冷笑するようになり、みんなアイカツ!から離れていきました。ぼくも例外ではなく、武道館以降にアイカツ!に出会ったファン層を後ろから眺めるだけとなりました。

 

(未来へのSTARWAYはさすがに見に行きました。ボロ泣きしました。)

 

 

以降ぼくは、アイカツ!好きのオタクとは、極力アイカツ!の話をしないように努めてきました。

 

今となっては昔の話ですが、2010年代後半には「アイカツ!はあかりジェネレーション以降は認めない」「いや、50話以降すら認められない」といった過激派アイカツおじさんが数多く存在していました。スターズから入ったうえに、あかりジェネレーション大好きなぼくからすると、これらは全く噛み合わない存在ですし、事実身近にいた過激派の人とはアイカツ!の話が全くできませんでした。

 

しかし、武道館で離れた後に、新規層が次々と現行展開に熱中していく中、自分自身が「アイカツ武道館過激派」と化していることに気づきました。あの時恐ろしいと思っていた存在に、自分自身がなっていたのです。

 

 

こうして、ぼくは自分の中でアイカツ!の時を止め、凍りつかせていきました。

やがて別のコンテンツにハマっていく中で、アイカツ!に熱中した記憶は徐々に風化していきました。

 

 

 

 

 

 

 

アイカツ!の記憶が再び脈動を始めるのは、2024年2月、蓮ノ空コラボでのことでした。

 

 

蓮ノ空102期卒業公演に向き合って

そして、今。

 

 

蓮華祭で104期の活動を見届けてから、卒業公演までのロスタイム。

特に、4th Live Dream 兵庫公演が終わり、いよいよ後がなくなって卒業公演まであと1週間というとき。

 

蓮ノ空のこと好き好きクラブの皆さんは、それはもう全員が真剣な面持ちで"その日"に向けた準備をしていました。

 

これまた本当に良くない話なのですが、"その日"に向けてアップしている最中、ぼくの脳内にはだんだんアイカツ!が侵食してきました。

 

「思い出は未来の中に」

「未来に約束」

「この出会いに、ありがとう」

まず、上記のようなワードが脳内でぐるぐるしてきました。

さらに血迷った挙句、「4th Live Dreamで一番聞きたい曲、ダイヤモンドハッピーかもしれない…」などと宣ったり、「言葉で」「行動で」「憧れを超えようッ…!」と泣き叫びながらアイカツ!第178話「最高のプレゼント」を再生して狂い果てたりしていました。

 

でも、ぼくの周囲のオタクは、ぼくが蓮にアイカツ!を重ねすぎているのと同じように、蓮にアイドルマスターミリオンライブを重ねすぎていたので、似たようなもんです。

 

 

 

…といった与太はさておき、真面目な話、卒業公演に向き合う蓮ノ空のこと好き好きクラブの面構えを見るうちに、かつて皆がアイカツ武道館に向き合っていたときの真剣な空気感を思い出しました。

とにかく、何でもいいから今できる限りのことを尽くしたい。そういった想いが溢れていました。

 

 

今回は102期活動記録やGraduation Albumシリーズなど、公演直前に投下される燃料も数多かったため、僅かな期間でも万全な状態に仕上げようと必死になっている人が、より多かった気がします。

また、初見勢や、かつて追っていたものの一旦離れたオタクたちも、驚異的な追い上げを見せて104期に追いついてから会場に駆けつけていました。

ぼくの知り合いのオタクも、3日で104期の1年間を追い込むバケモノになっていたので、「10点セット」を叩きつけたところ、一晩で仕上げてKアリーナに現れました。

 

蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ お散歩日記シリーズ 全9冊と、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 102期活動記録 を並べた合計10冊の書籍セット

10点セット。当日Kアリーナでお会いしたオタクはみんな同じセットを持ち歩いていました。怖い。

別にストーリーに限らずとも、いろいろなオタクがいろいろな準備をして、"その日"に臨んだのだと思います。

 

 

蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 4th Live Dreamは、本当に素晴らしいライブでした。

もちろん公演内容やキャストのパフォーマンスもそうですが、そこに真剣に向き合おうとするオタクの努力が一つの場所に集結したこと、この点でも忘れられない体験になったと思います。

 

つまるところ、ぼくの言いたいことは、これに尽きます。

 

 

 

終わりに

今回は、自分のオタク遍歴の中で、あまり掘り返してこなかった部分を掘り返しました。

もうこのまま振り返らずに捨ておくつもりでいたのですが、このような形で、あの熱く確かな世界が動いていた日々を思い返すことになるとは思いませんでした。

 

[チェリー♫ピクニック]夕霧綴理 - Link!Like!ラブライブ! Wiki*

Link!Like!ラブライブ! [チェリー♫ピクニック]夕霧綴理 特訓2回目ボイス

 

まさに、「ボロボロになって消えていく」はずだった思い出に、向き合う機会を貰えたのです。僥倖なことです。

 

 

蓮ノ空は稀有なことに、向き合えば向き合った分だけ自分に返ってくるコンテンツです。

104期とともに走った1年間、(主に自身のリソース面で)いろいろ大変なこともあったけれども、蓮ノ空を楽しんで本当に良かったと胸を張って言うことができます。

これだけ真剣になれるものに出会えたことに、感謝しかありません。

 

 

かつてぼくが愛したアイカツ!に、感謝を。

 

そして、蓮ノ空女学院第102期生、ご卒業おめでとうございます。

本当に、ありがとうございました。

明日の君へ花束を―――。

 

*1:多くのオタクに指摘されている事項だが、2007年5月生まれの日野下花帆は2014年に小学校に入学しているため、アイカツ!の大空あかり活躍期間の2014年4月~2016年3月はちょうど小学校低学年にあたり、あかりジェネレーション直撃世代となる。

*2:当時はまだCDを積む行為に抵抗を示していました。なお4thでは………